フリーターの期間が長くなるほど正社員への就職は難しくなります。フリーター期間が延びている人ほど採用されないことが多く、就職活動に対して自信がなくなってしまうことさえあります。
しかし、1~3年程度の期間ならきちんと就活対策をすることで早めに内定を取ることが可能です。どんな対策をすればよいかを紹介します。
面接でフリーター期間をどう説明するか
面接ではフリーター期間が延びた理由について必ず聞かれます。対処法としては大きく2通りがあります。
1.無理やり理由を作る
無理やり理由を作るのはあまりおすすめできません。公務員試験や司法試験を目指していたと嘘をつくケースもありますが、それなりの知識を身につけておかなければすぐにバレます。
フリーターを続けていた理由で採用と不採用にわかれるわけではありませんし、面接官に不信を持たれるデメリットのほうが大きいです。
2.正直に答えたうえで、就職してからの熱意を伝える
正直に答えて、あなたを採用するメリットや仕事に対する熱意を伝えたほうがよっぽど好印象をもってくれます。20代なら若さだけでも有利になりますから、素直でやる気に溢れている人を採用したいと考える企業も多いです。
ただし、面接官ごとに捉えかたが異なりますので、応募する企業に応じて対策をするべきでしょう。エージェントの模擬面接でアドバイスをもらうか、既卒・フリーターの採用に積極的な企業へ応募するのがおすすめです。
未経験OKの企業を選ぶ際の注意点は離職率の高さ
未経験OKの企業は、新卒・既卒・社会人経験を問わないことも多いです。
アルバイト経験を活かせる職場に応募したり、未経験者を歓迎している企業を選んで応募していけば、採用通知までは決して長くありません。
注意点は「離職率がどれだけ高いか」です。
入社した人の80%が1年以内に離職するような会社へ就職してしまうと、すぐにフリーターに逆戻りです。次の就職活動がさらに厳しくなってしまいかねませんから、なるべく定着率の高い企業を選ぶ必要があります。
企業選びの目安としては
・低給料・低待遇の名ばかり正社員かどうか判断する
・ある程度の期間をかけて未経験を育てるつもりがある企業を選ぶ
この辺りはしっかり見ていきましょう。
手っ取り早いのは、転職エージェントのキャリアアドバイザーから離職率の低い企業を情報を教えてもらうことです。
エージェントは自社で紹介している企業の社内事情を詳しく把握していますから、離職率の低い企業を入社前に知ることができます。
派遣や正社員登用ではなく、最初から正社員を目指す
正社員になるなら、最初から正社員を目指して就職活動をするべきです。正社員採用を前提としている紹介予定派遣ならまだしも、通常の派遣や正社員登用制度を挟んだところでメリットはありません。
アルバイト・契約社員から正社員登用されることは稀ですし、正社員登用制度自体がなくなってしまう可能性もあります。あなたが今後の人生で一番若いのは今なのですから、若さがあるうちに就職活動をすすめるべきです。