フリーターから正社員になる選択肢の一つが「タクシー運転手」です。学歴や職歴を問われにくく、未経験からでも始めやすい仕事です。会社によっては、第二種免許の取得費用を負担してもらえます。
ただし、収入は歩合の影響を受けやすく、勤務も不規則になりがちです。この記事では、メリットだけでなくデメリットも含めて、フリーターがタクシー運転手になる前に知っておきたいことをまとめました。
結論:「学歴不問で収入を上げたい」「手に職をつけたい」人には向いています。「規則正しい生活を送りたい」人は、勤務形態を必ず確認してください。
タクシー運転手に向いているフリーター
- 今のアルバイトでは生活がギリギリで、収入を上げたい
- 社会保険や賞与のある正社員になりたい
- 運転が好きで、一人で働くのが苦にならない
- 学歴や職歴に自信がなく、実力で稼ぎたい
※タクシー以外のドライバー職(配送・トラック・バス)も含めて比較したい方は、フリーターからドライバー正社員は可能かもご覧ください。
タクシー運転手になるための条件
タクシー運転手には「普通自動車第二種運転免許」が必要です。取得できるのは、次の両方を満たす人です。
- 21歳以上であること
- 普通免許などを取得してから通算3年以上経過していること(免許停止期間を除く)
免許をまだ持っていなくても大丈夫です。多くのタクシー会社に「入社後に第二種免許を取る養成制度」があり、教習費用を会社が負担してくれます。
エリアによっては、入社後に地理試験や法令試験もあります。試験対策のサポートがある会社を選ぶと安心です。
タクシー運転手の年収は?
タクシー運転手の平均年収は、調査によって差がありますが、おおむね360万〜420万円前後です。
| 調査 | 平均年収 |
|---|---|
| 全国ハイヤー・タクシー連合会(2022年) | 約364万円 |
| 賃金構造基本統計調査(2023年) | 約419万円 |
※集計方法が異なるため単純比較はできません。全産業平均と比べると低めですが、地域や会社による差が大きい仕事です。
給与は「基本給+歩合給」の会社が多く、売上が高いほど収入が増える仕組みです。東京などの都市部は売上が伸びやすい傾向があり、働くエリアや時間帯でも収入が変わります。
未経験なら大手と中小のどちらがいい?
一般に、大手は歩合率が低めでも、次のような強みがあります。
- 配車アプリや法人契約、専用乗り場があり、お客さんを探しやすい
- 研修や教育制度が整っている
- 福利厚生や営業所の設備が充実している
地元で顧客を持つベテランなら中小のほうが稼げることもありますが、未経験のうちは、研修と集客の仕組みが整った大手のほうが始めやすいでしょう。
フリーターからタクシー運転手になるメリット
- アルバイトより収入が上がる可能性がある
- 社会保険や賞与など、正社員の待遇が受けられる
- 年功序列が弱く、成果が収入に反映されやすい
- 社宅や家賃補助、入社祝い金のある会社がある
- 運転と接客のスキルがつき、職歴になる
入社前に知っておきたいデメリット
- 勤務が不規則:隔日勤務(1回の勤務が長く、翌日は明け番)の会社が多く、生活リズムが崩れやすい
- 収入が変動する:歩合の比率が高いと、天候や景気で月収が上下する
- 事故やトラブルのリスク:安全運転と、酔客など多様なお客さんへの対応が求められる
- 最初は稼ぎにくい:地理や営業のコツをつかむまで、収入が伸びにくい期間がある
応募前に、最低保証給の有無、勤務形態、1か月の乗務回数、歩率を必ず確認しましょう。
会社選びのチェックリスト
- 第二種免許の費用を会社が負担してくれるか
- 最低保証や新人向けの研修があるか
- 隔日勤務か日勤か、選べるか
- 社会保険完備で、社宅や家賃補助があるか
- 実際に働いている人の年収例を公開しているか
よくある質問
Q. 普通免許を取って3年たっていません。
A. 3年たつまでは第二種免許を取れません。それまではアルバイトを続けるか、他の就職先を並行して探しましょう。
Q. 女性でもなれますか?
A. なれます。女性ドライバーを歓迎し、日勤中心の勤務を用意する会社も増えています。
Q. タクシー以外も検討したいです。
A. 迷う場合は、フリーター向けの転職エージェントで他の職種と比べてみるのも一つの方法です。

