既卒になって2年目となれば、履歴書に一年間の空白期間ができます。
これまで通りに就職活動を続けても
新卒向けのナビサイトだけでなく既卒サイト・エージェントも使う
既卒者もリクナビ・マイナビなどで新卒採用枠に応募できます。厚生労働省の要請で既卒3年以内なら新卒の採用選考をするように要望がでているためです。
- 大手企業へエントリーできる
しかし、実際に既卒者に内定を出した企業は全体の一割に満たないと言われています。既卒で2年目ともなれば更に内定のハードルは高くなります。
新卒と同じように就職活動しても内定は取れず、エントリーシートや一次面接の段階でお祈りメールがくることが多くなります。
既卒は「既卒枠」で就活するのが現実的
リクナビやマイナビなどの新卒就職のナビサイトだけでなく、リクナビダイレクトのような既卒者対象の求人サイトも使っていきましょう。
「既卒だから採用したい」と考えている企業もあります。
- 一度失敗しているので粘り強く仕事をしてくれる
- 内定を出してから入社するまでが短いので受け入れる準備がしやすい
既卒者は、新卒とは違って内定を出した半年後に内定を辞退することもありません。既卒ならではの強みを活かして就活するのが現実的です。
内定を取るならエージェントがおすすめ
新卒の就職活動しか知らなければ、既卒枠でどうやって就職活動を進めていくかは悩みどころですよね。
そこで活用したいのが、既卒者の就職支援に強い転職エージェント(人材紹介会社)です。企業の紹介や面接日程の調整、応募書類の添削など、幅広いサポートを受けられます。
応募前に職場環境や上司になる人の特徴、離職率や残業時間の長さなどを詳しく教えてくれます。内定獲得後や入社後に「こんなはずじゃなかったのに…」を防げますし、既卒にありがちなブラック企業に入社するリスクも低くなります。
利用者はエージェントのすべてのサービスを無料で利用できます。
履歴書の空白期間はどうするか
既卒1年目の期間は、いわば就職浪人です。履歴書やエントリーシートに空白期間ができた理由を上手く答えなければいけません。
採用担当者の印象がアップさせるためには、この空白期間に就職に結びつくような活動実績を作りましょう。
- 興味を持っていた業界でインターンしていた
- 公務員浪人をしていたが民間就職を目指すことにした
ただフリーター生活を送っていた場合でも、アルバイト経験が活きるような理由をひねり出しましょう。
面接対策は「模擬面接」で場慣れしていく
既卒として就職活動している方の多くは面接が苦手です。
模擬面接を行うことで、自分では気付かなかった点に気が付けます。
- 早口になっている
- 声が小さくて自信がないように聞こえる
- 話している内容は悪くないのに論理が飛躍している
面接の悪い所は自分一人だけでは気付けません。企業の人事部で働いている知人に頼んだり、エージェントのキャリアアドバイザーによる面接対策を受けてみましょう。
エージェント経由で応募すれば不採用になった理由を聞ける
エージェント経由で応募した場合、あなた専属の担当者が、企業の面接官に不採用になった理由を聞いてくれます。
「どこが悪かったのか」「どんなやり取りが気になったか」「不採用の決め手はなにか」
実際の採用担当者の生の声をフィードバックしてくれるので、企業の面接を受けること自体が面接対策になります。短期間で面接のコツが身に付き、効率的に就職活動を進めていくことができます。