正社員の採用試験に臨んでも面接で落ちまくるフリーターさんは少なくありません。中には30社・50社と面接を受けても断られてしまうかたもいます。
面接に呼ばれながらも「フリーターだからor正社員経験がないから受からない」と悩んでいる方に知ってほしいことがあります。
書類選考を通せばだいたい採用するつもりで面接へ呼ぶ
企業はなぜ書類選考を行っているのでしょうか?それは、できるだけ採用コストを減らしたいからです。
企業の採用担当者だって給料が発生していますから、応募してきた人を全員を面接するわけではありません。200人が応募をしてきて全員を1時間ずつ面接していたら、それだけ1ヶ月以上かかってしまいます。これでは、通常の業務をこなすことはできませんよね。
通常業務をこなしながら採用業務を行うわけですから、企業にとって採用の手間を減らすことはとても大切なのです。
つまり、書類選考で通す人=採用する可能性がある人です。
書類を送ったのに書類選考されることなく面接が行われる場合もありますけどね。
なぜ面接で受からないの?
何十社も受けて1社も受からないなら、面接の仕方が悪いから受からないケースが大半を占めます。
面接では、面接官とのコミュニケーションが大切です。あなたを採用したら会社がどうなるか、どんな仕事をしてくれそうかを知りたいわけです。
あなたと働きたいと思わせられれば採用される可能性は高いですし、あなたと一緒に働きたくないと思われれば不採用となります。
人事担当者があなたに求めていることは?
人事担当者が知りたいことは何でしょうか?
- 志望動機
- 前職の退職理由
- あなたの長所
- 自社に対する質問
こういった定番の質問にはしっかり答えられるように練習しておく必要はあります。
しかし、注意すべき点は面接官は模範解答なんて求めていないということです。志望動機や前職の退職理由なんて履歴書に書いてありますから、同じことを話されたってしょうがないのです。
面接官が見たいのはあなたの見た目や立ち振る舞い、話し方、質問に対するリアクションです。履歴書に書いてあるだけでは分からない生の情報を求めています。
模範的な採用テクニックも大事ですが、人間性を感じられないような受け答えをしたところで、人事担当者には響かないわけです。
大切なのは自分に自信を持って面接で話しをしていくことです。面接官だって人間なんです。教科書に書いてある通りの受け答えしかできないロボットと一緒に仕事をすることはできません。
たまに圧迫面接されてコミュニケーションが取れなくなることがあるかもしれません。そんな採用者の下で働くと苦労しますから、気分を切り替えて他の企業へ目を向けましょう。
一番大切なのは「採用されやすい職場を選んで応募すること」
「採用されない…」と困っているなら、正社員に採用されやすい会社を選んで応募することが大切です。
- フリーター歴の長い転職希望者を採用したことがある
- 正社員経験がなくても育てていく企業方針がある
このような企業なら、フリーター経験しかない方でも中途採用枠で内定を獲得できる可能性が高まります。入社後もスキルを身につけながら長く働けるので、キャリアを築いていくことができます。
まとめ
「正社員に受からない」と悩んでいる人が行うのは次の2つです。
- 面接官に「あなたと働きたい」と思ってもらう
- 採用されやすい企業を選んで応募する
応募する企業を見極めるにはフリーターからの就職に有利なエージェントを活用するのがおすすめです。
エージェントは、あなたの考え方やスキルで採用されやすい会社を紹介してくれます。応募する企業ごとの面接対策・書類対策をしているので、想定外の質問がきて慌てる心配が少なくなります