新卒や既卒向けの資料を見ていると色んなマニュアルがあって驚きますが、同時に色んな人達がいて様々なニーズがあるのだと感じます。
面接対策にも色々あって、変わり種だと『圧迫面接で泣いてしまった時にすること』みたいなマニュアルがあるんですよね。
共通しているのは「圧迫面接されると考えが吹っ飛ぶ」という前提があるということ。圧迫面接するオッサンに遭遇すると脳みそが硬直してしまうんでしょうね。
人それぞれによって圧迫面接への対策は異なりますが、『圧迫面接を受けても就職活動を続けられるように工夫する』のが大切です。
関連:圧迫面接されたらその会社で働くのは止めておいた方が良い
「圧迫面接する会社には入社しない」と決めておけば気持ちが楽になる
おすすめしたいのは、事前に「圧迫面接する会社には入社しない」と決めておくことです。
そもそも最近は圧迫面接をすると求職者の力が発揮できないのが分かっているので、面接官としての能力が微妙な可能性が高いです。
圧迫面接が始まった時点で「就職活動の応募ガチャに外れてしまった。この時間は無駄だから早く終わらせないとなあ…。」と諦めましょう。
面接を途中で断って帰るのもよいです。
注意すべきは「圧迫面接なのかどうか」
注意したいのは「本当に圧迫面接かどうかを判断してから」です。
相手が無礼な態度で接していても、こちらが誠実に対応していると改める場合があります。だから、とりあえずは様子を見て誠実に対応した方が良いです。
しかし、いくら面接とはいえ求職者に対して絶対に言ってはいけないことがあります。
面接官から「バカなんでしょうね」「みじめな考え方だねえ」という、あなたのことを中傷する発言が出たなら遠慮することはありません。
「ストレス耐性が高いこと」と「侮辱されても我慢し続けなければならないこと」は違います。企業には採用の自由があるとはいえ、そもそも応募者の人権を侵してまでの採用の自由は認められていません。
管理人が圧迫面接された時の対応
私が就職活動してる時も圧迫面接する人事さんに遭遇しましたが、こう決めていたから結構平気でした。
圧迫が始まっても5~10分くらいは誠実に対応してみて、(うわー、俺はこの会社で働けねーなー・・・)と思ったところで鼻で笑ってから素直に質問してみました。
面接官「なぜそんな質問をするんだ?」
私「先ほど〇〇と私のことを侮辱する発言をしたからです」
面接官「何が言いたいんだ?本当のことを言われて・・・(また侮辱的な発言が出ました)」
私「ですから、今の発言を侮辱だと言ってるのです。」
面接官「そうですか。ではもういいです。」
・・・ってな感じです。残念ながらこちらの質問に対してはっきりした回答は貰えませんでした。
この後すぐに面接が終了し、笑顔で「何か機会があったらよろしくお願いします」と言って帰ってきました。(面接時間は全体で15分ほどでした)
就職活動を続けられるように工夫する
面接で相手が自分のことを貶してきたのなら、こちらも真面目に対応する必要はないと思うんですよ。
頭が硬直しちゃうとそうもいかないですけど『鼻で笑う』ってのは相手をバカにする行為だから自分の気も楽になります。
え?気が弱いから強く出られないって?そこはなんとか勇気出して「帰ります」って言って帰らないと気持ちが疲れちゃいますよ。
働き先を探すために面接へ行ったのに、それで就職活動続けられなくなってしまったら本末転倒です。
「時間を取っていただきありがとうございます」なんて定型句がありますが、「私の時間が勿体ないから帰りますね」くらい言ってから部屋から出た方が人間的ですよ。(ただし、後日取引先になる可能性はありますが)
せっかく予定をあけて交通費もねん出して面接へ来たのだから結果が欲しいのはわかりますけど、入社しちゃいけない会社は絶対にあります。
「どんな会社でもいいから絶対に就職したい!」という気持ちは分かります。それでも、どブラックの会社で働くなんてダメです。早かれ遅かれ働けなくなってしまうからです。
一生懸命に就職活動している方には、できるだけ圧迫面接しない企業を選んで欲しいですし、ブラック企業という外れくじを引かないためにもエージェントを活用してみませんか?