新卒入社1年目で転職を検討する理由は様々です。
「今の会社で与えられた業務がつらい」
「休みがなく残業が長すぎて死ぬかもしれない」
会社生活には「石の上にも三年」という言葉がある通り、早期退職に対して悪いイメージを持っている人は少なくありません。
しかし入社1~3年以内の転職市場は明るく「第二新卒」は引く手あまたです。
「書類審査で不利になる」「新卒の就職活動と転職活動は違う」などのリスクはありますが、1年目で辞めても転職先はいくらでもあります。
望まない会社でダラダラと働き続けても成長できません。
まずは在職中にできる転職活動をはじめましょう。
入社1年で転職すると何かかわるか
転職すると、少なからずあなたの人生が変わります。
新卒入社して1~3年以内に人は「第二新卒」として転職活動していくことになります。新卒カードを捨てて第二新卒へと舵を切るわけですから、どんなメリット・デメリットがあるかを把握しておきましょう。
新卒1年目で転職するメリット
- 1番力の付く20代を無駄にしなくて済む
- ブラック企業で体を壊さずにすむ
- 自分のやりたいことをやれる
- 吸収できることが多い
- 自分の人生を自分で変えていける力が身に付く
まだまだありますが、重要なのは上の2つです。
20代の社会経験は、その後の人生においてもっとも重要です。望まない会社で働いていると、そのクセが身に付いて30代以降も成長せずに生きていくことになります。
厚生労働省が発表している2017年版の過労死等防止対策白書によると、過去5年に368人が過労自殺し、29歳以下のかたが69人を占めています。
激務や長時間残業で悩んでいるなら、すぐにでも退職しましょう。
新卒1年目で転職するデメリット
- 職歴に傷がつく
- 転職先が必ずしも良いとは限らない
良くも悪くも日本の転職市場は「石の上にも三年」の傾向が強いです。どんな理由であろうと、早期退職は書類審査で不利になります。
書類審査を通過できるかどうかがカギとなります。
転職先がブラック企業の可能性もないとは限りません。若手を欲しがっている企業は沢山ありますし「新卒で○○に就職できた=それなりに優秀」ということで、ウソをついても欲しい経営者はいます。
転職活動は在職しながら行っていくのが基本
転職活動は在職中に行うのが基本です。転職先がすぐに決まらなかったとしても、生活費に困ることはありません。
転職サイトのリクナビnextに登録して求人情報などを見てみましょう。
退職してから転職活動すれば転職先を検討できますが、貯金が尽きて身動きがとれなくなる可能性もあります。
※すぐにでも転職しなければ命の危険性があるなら別です。月に100時間以上の残業をしている、まず最初に退職してください。
転職エージェントを利用して詳しい情報を集める
転職活動でもっとも重要なのは企業情報です。そこで利用するのが「転職エージェント」です。
転職エージェントとは、求職者と求人企業のマッチングを図っている会社です。大学の就職課のような存在ですが、厚生労働省から認可を受けている転職支援のプロです。
どんな仕事が向いているのか、どんな企業なら採用されやすいか、書類対策・面接対策などのサポートを無料で受けられます。
現在は第二新卒に特化しているエージェントもあるので、相談してみるのも一つの手です。