派遣で働く人の中にはあえて派遣社員として働いている人もいますが、半数以上の方は将来的に正社員で働けることを希望しています。
「フリーターやアルバイトの経験しかないけれど、正社員になれる?」
「実際に『紹介予定派遣』で正社員になれるの?その注意点はなに?」
そんな不安や疑問を抱えている方に向けて、この記事ではフリーターから正社員になりやすい「紹介予定派遣」という雇用形態のメリット・デメリットや注意点、おすすめの派遣会社を分かりやすく解説します!
紹介予定派遣とは
紹介予定派遣とは、派遣スタッフとして一定の期間就業した後に、あらためて正社員(または契約社員)として直接雇用される仕組みのことです。
派遣スタッフと派遣先企業の双方の「お試し期間」として派遣期間を設けており、双方の合意がなければ雇用関係は結ばれません。
お試し期間(派遣期間)は3ヶ月から6ヶ月で設定している企業が多く、最長でも6ヶ月と法律で定められています。
一般派遣とは異なり、採用前に企業による履歴書選考や面接(事前面接)が認められているのが特徴です。
紹介予定派遣のメリット
アルバイト経験しかない方や、いきなり正社員として入社するのが不安な方に、紹介予定派遣は非常におすすめの働き方です。
- 1. 直接雇用までのハードルが低い
- 2. 就業先とのミスマッチが少ない
- 3. 社員登用されれば長く働ける
- 4. 採用されにくい大手の会社で働ける
1. 直接雇用までのハードルが低い
一般的な正社員採用試験と比べてハードルが低いです。
転職エージェントのエン・ジャパンのアンケートによると、紹介予定派遣で就業したことのある方のうち86%が派遣期間終了後に直接雇用へと切り替わっています。
紹介予定派遣では通常の派遣では禁止されている事前面接が認められているので書類選考と面接が必須ですが、一般的な正社員採用試験と比べて回数も少ない傾向にあります。
2. 就業先とのミスマッチが少ない
派遣先を派遣会社が実際に見ているので、あなたの資質や経験を活かせる会社に就けることが多いです。派遣として働いている期間中に「その会社が自分に合っているかどうか」を見極めることもできます。
実際に働いてみなければ人間関係や仕事内容を深く知ることはできません。実際に企業で働いたうえで正社員を目指せるため、入社後のギャップを防ぐことができます。
3. 社員登用されれば長く働ける
無事に社員登用されれば長く働けますし、正社員同様の仕事を任せられますから、仕事内容に興味があってやりがいを求めている方にもおすすめです。
なお、直接雇用を前提としているので一緒に働くスタッフが『派遣社員さん』という扱い方をせず同等の立場で接してきます。(もちろん企業によって例外はあります)
4. 採用されにくい大手の会社で働ける
大手企業や人気企業の仕事をしやすいのは紹介予定派遣ならではの特徴です。普通の求人サイトから募集しても選考で弾かれてしまう企業も、派遣なら働ける可能性が高くなります。
紹介予定派遣のデメリット
良いことばかりに見える紹介予定派遣ですが、注意すべきデメリットもいくつかあります。
- 1. 必ず入社するわけではない
- 2. 必ず正社員とは限らない
- 3. 通常の派遣よりも就業までのハードルが高い
1. 必ず入社するわけではない
紹介予定派遣は必ず入社するわけではありません。
紹介予定派遣は企業と求職者の双方の合意の上で直接雇用となる制度ですから、企業側が断れば入社することはできません。
3ヶ月の派遣期間終了後に入社するのは全体の6〜7割です。ただし、求職者側が入社を断るケースが8割以上を占めています。
2. 必ず正社員とは限らない
「紹介予定派遣=正社員になる」と思っている方もいますが、必ず正社員になるとは限りません。
直接雇用になるケースの約4割は契約社員です。
派遣期間スタート時に雇用形態は決まっていますから、紹介された時に正社員かどうかを確認しておきましょう。
3. 通常の派遣よりも就業までのハードルが高い
紹介予定派遣では通常の派遣では禁止されている事前面接が認められており、「派遣の仕事を始められるかどうか」というハードルがあります。
企業側が履歴書・職務経歴書を見て面接することができますから、通常の派遣よりもずっと慎重に人を選びます。
これらのデメリットがあるからこそ精度の高いマッチングを実現できる
紹介予定派遣は派遣期間中に双方が見極めを出来る制度です。3ヶ月〜6ヶ月の派遣期間中、企業はあなたの仕事振りを徹底的に観察できますし、あなたは社内の雰囲気を徹底的に知ることができます。
デメリットはありますが、それだけに直接雇用が成立した場合はお互いに満足のいく精度の高いマッチングを実現できるのです。
紹介予定派遣で正社員を目指す4ステップ
紹介予定派遣でお仕事を始めてから直接雇用になるまでの一般的な流れは以下の通りです。
- 派遣会社への登録・面談: 派遣会社に登録し、担当者に「紹介予定派遣で働きたい」と希望を伝えます。
- 求人応募・選考(書類・面接): 企業による履歴書チェックや面接が行われます。
- 派遣期間スタート(3〜6ヶ月): 実際に派遣社員として働きながら、職場の雰囲気や仕事内容を見極めます。
- 双方の意向確認・直接雇用へ: 派遣期間満了前に自分と企業双方の合意を確認し、問題がなければ正社員・契約社員として入社します。
初めての紹介予定派遣に関するよくある質問(Q&A)
Q. アルバイト経験しかなくても合格できる?
はい、十分に合格できます!紹介予定派遣では実務経験以上に「人柄」「コミュニケーション能力」「学ぶ意欲」といったポテンシャルが評価されることが多いため、アルバイト経験しかない方でも採用のチャンスが豊富にあります。
Q. 派遣期間終了後に自分から断ることはできる?
はい、断ることができます。「実際に働いてみたらイメージと違った」「雰囲気が合わなかった」と感じた場合は、派遣会社を通じて辞退することが可能です。角を立てずに断ることができるのも派遣会社を通す大きなメリットです。
Q. 一般の転職エージェント(正社員求人)とどっちがいい?
「職場の雰囲気や実際の仕事内容を確かめてから安心して決めたい」「未経験からステップアップしたい」という方は紹介予定派遣がおすすめです。一方、「今すぐ正社員になりたい」「面接だけで即決したい」という方は転職エージェントを利用するのが向いています。
まとめ:リスクを抑えて正社員を目指すなら「紹介予定派遣」
「アルバイト経験しかないから正社員になれないかも……」と心配する必要はありません。
紹介予定派遣を活用すれば、実際に職場の雰囲気や仕事内容を確かめながら、入社後のミスマッチを防いで正社員(または契約社員)を目指すことができます。
まずは気になる派遣会社に2〜3社ほど無料登録して、どんな紹介予定派遣の求人があるかをチェックすることから始めてみましょう!

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